February 2009
“デジタルすなわちCDが生まれた80年代当初、デジタルはアナログに比べてノイズは無いし、何十回何百回聞いても音が劣化しないなどの利点がありますが、その反面、それまでのアナログは歪みという音がつぶれるのがあったのでそれがロックンロールの根性や突進感をすごく生んでいたが、それがデジタルではすごく薄れた分、ロックの生命である音の根性や、我々が普段音圧とかガッツと呼んでいる突進感がなかなか出難くなってしまった。欧米ではまだほとんどがアナログレコーディングという現状ですけど、それは経済的な理由もあるが、ロックとしての音のガッツを容易に得るのにアナログの方が有利だという要素も大いにある。一般的にCDに入れる音の大きさというのは、上げれば上げるほどどんどんロックっぽくグーっとなっていくんですけど、デジタルの場合はクリッピングという現象が起こりまして、音の波形が切り捨てられまして、非常に聞き苦しい濁った音になります。ところがここ数年間のうちにクリッピングを防ぐ技術が非常に発達しまして、その結果いくらでも大きい音でCDに焼きこむことができるようになってしまいました。ラジオやTV、CMや音楽のオンエアというところで他の物より迫力を出そうという競争に勝つために、少しでも大きなレベルでCDを作る、大きな音でCDに入れる。それをレベル競争といいましたが今やそれを通り越してレベル戦争。音楽の質に関係なくて大きければ正義だという馬鹿みたいな時代が延々と続いています。CDに焼きこむ音の大きさを上げれば上げるほど音はどんどん前に出てきまして、仕舞いには全て顔の前に張り付いているような音像になります。私はこういうような風潮に凄く疑問を持っておりまして、自分の作品は少なくとも音楽としてちゃんと成立するように、ちゃんと奥行きと繊細さがあるマスタリングをする方式でずーっとやっております。しかしながら昨今のJ-Popと呼ばれる音楽は音楽的必然性とは関係なくただ音がでかければいい。これは120倍激辛カレーと同じで、音楽じゃなくて刺激物と化していく。”
—2002/2/17 Sunday Song Book「山下達郎 RCA/Air Years 特集(3)」
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“242 :吾輩は名無しである:2008/12/25(木) 19:53:29
母親がオルハン・パムクを図書館で借りてきた。
感想は「つまらないミステリーね。50ページでやめたわ」” —[ノーベル賞]オルハン・パムク[トルコ人]
母親がオルハン・パムクを図書館で借りてきた。
感想は「つまらないミステリーね。50ページでやめたわ」” —[ノーベル賞]オルハン・パムク[トルコ人]